ARCHITECTURE/INTERIOR/GRAPHIC/SPACE/DESIGN
一級建築士事務所 ケンソウアーキテクツ

ARCHITECTURE/INTERIOR/SPACE/DESIGN
KENSO ARCHITECTS
Kenso A+d Co.Ltd
ADDRESS
550-0003
NISHI-KU KYOMACHIBORI 14-20
OSAKA JAPAN
TEL06-4400-9348

 

設計事務所に住宅設計を依頼するという選択肢

 

一般的に設計事務所には気軽に相談しにくい、高額になるといったようなイメージを持つ方も多いようですが、決してそんな事はありません。

設計業務を直接依頼するというのは、
安心で安全な家づくりを行なう為にはとても重要な選択肢です。

気軽にお声をかけていただき、ハウスメーカーや工務店がつくる家とトータルで比較して下さい。

そうすれば、設計事務所へ依頼する事への様々なメリットを実感いただけるはずです。

 

設計事務所に家づくりを依頼する最大のメリットは設計・監理と工事を分離する事です。
これが安全・安心に家づくりを行なうもっとも重要な事です。

家づくりのプロフェッショナル設計事務所がお施主さまの代理として家づくりをすすめます。

ポイントはこの「お施主さまの代理」という部分。

 ■CLICK  設計と施工分離とは

日本においても公共の工事などは設計と施工との分離が原則となっています。
なぜなら、安全な建物を適正な価格で建築する為に必要な事だからです。

しかし日本の住宅建築においてはまだまだ設計と施工を分離するという一般の方の認識が低いのはなぜでしょうか??

 

その背景には、慣習的に木材のプロフェッショナルである大工職人に任せる事で伝統によって証明された技術と職人の誇りによって、建物の仕様が十分に保証されてきたという歴史があります。

昔は『そんな仕事できねぇ』という職人さんがたくさんいました。
だから、家を依頼する際に使用する木材を指定したり、見えない部分に気をつかわなくとも一定以上のクオリティーをもった住宅がつくられてきました。

しかし、残念なことに現在の経済最優先の世の中ではその伝統を守り続ける事が非常に困難な状況になってきています。

 

高度経済成長期に建てられた家の手抜き工事が社会問題になっていましたが、今も当時の状況とチェック機能という意味では大きくは変わっていません。
構造計算偽装問題においても規模が大掛かりで、悪質だった為ここまでの社会問題になりましたが、今まで表に出てこなかった建築をつくるシステムの問題点が表面に露出しただけだと私は思っています。

ところが一般のお施主さんの住宅への品質確保という問題への関心はまだまだ低い状態で、昔の慣習のまま家の見えない部分は業者まかせというケースが多いのではないでしょうか?

 

こういった、建築業界への社会的不安や問題を受け住宅保険への加入が義務づけられましたが、本当にそれだけでよいのでしょうか??

今本当に必要な事は問題が起こってからの保険ではなく、問題が起きないようにするシステムづくりではないでしょうか??
ここで述べたい事は設計施工一括が必ず悪いということではありません。
メリットとなる部分もたくさんありますし、大部分の施工業者は丁寧な家づくりをおこない。お客様も大変満足されている事でしょう。

しかし、その反面チェック機能不在による手抜き工事や不具合により何十年というローンを組み、一生に一度の大きな買い物でやっと手に入れたマイホームが安心できる場所ではなかったというケースがあまりにも多すぎるという事です。

 

少し堅苦しい文章になってしまいましたが、より安心できる家づくりの為にも家づくりをチェックする第三者として設計事務所に家づくりご依頼いただければ幸いです。

 

 

>> 次ページ 注文住宅 設計図面の必要性


/\