近年では、何もないところから…
何かを生み出して行くという経験をした事のある方はとても少ないのではないでしょうか。
時代を遡るともう少し日常の中にも着物の仕立て、刃物や小物の誂え法事・慶事のお料理を相談しながら注文したりというような事が多かったのではないかと思います。
お魚一つも一匹の魚を目の前に板前さんと雑談しながら…
お刺身か、焼くのか、煮るのか
など
何も形のないところから専門家に依頼して自分だけの物が生み出される
「これ下さい」
とはひと味違うそこには物を受け渡すという事を超えた豊かさがあります。
”物”を通した コミュニケーション
それは生活する楽しさの一つであったように思えるのです。
注文する側はもちろん提供する側にも。
現在でも建築だけは規模や不動産といった成り立ちの特殊性からそういった側面を色濃く残しています。
この先はもしかしたらさらに商品的な住宅が増えて行くのかもしれませんが…
一級建築士事務所ケンソウアーキテクツでは
生み出す事の喜びをお施主さまと共有できるような豊かな建築づくりに取り組んでいきたいと考えています。