ARCHITECTURE/INTERIOR/GRAPHIC/SPACE/DESIGN
一級建築士事務所 ケンソウアーキテクツ
ARCHITECTURE/INTERIOR/SPACE/DESIGN
KENSO ARCHITECTS
Kenso A+d Co.Ltd
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石 御影 錆

石の家


建築 スケッチ

大阪市内の住宅地に、鉄骨造4階建ての2世帯住宅として計画された建物である。

施主からいただた要望は、一人暮らしとなった施主の母が住んでいる既存の木造住宅を解体し、その場所に新しく2世帯で生活できる場所を計画する事であった。
一つの建物内に出入口の異なった別の2邸の家をつくる。という方法は比較的一般的な設計内容となる。しかし、

建築家 中庭

2世帯による話し合いを重ねた結果、明確な境界を設ける事無く、適度な距離を保ちながら快適に生活できる方法を模索する事になった。
個々の空間の段階的な分節を行ない、それらを中間的な領域で接続する事でプライバシーを守りながらもよりよい関係性を築くような計画を成立させる事を試みている。

この建物には多くの時間軸が存在している。

中庭 設計事務所 京都

祖母から両親そして子供へ3世代にまたがる2家族。
解体撤去される木造の旧家の至る所から使用可能な部材を取出し、思い出とともに新しい家でそれらを再構築。

和風 京都 建築家

欄間、床の間、違棚、障子、飾り棚建具、照明器具など解体前の古屋に設置されていたそれぞれのパーツを確保し2階部分に寄せ集め再構成している。
新しく設置された床や天井などはマテリアルや色調が既存部分と調和するように加工や選定を行なった。

それらに寄り添う建物の正面に貼られた石材は年月を重ねる事でその色や、表情を変化させて行く。

記憶を引き継ぎながら、あいまいな人の距離と時間をつくり出す事を考えデザインを行なった。

Credits

所在地:大阪
施 主:個人邸
床面積:190.07m2
業 務:新築 設計・監理(一部古材移設)
構 造:鉄骨造
設 計:一級建築士事務所ケンソウアーキテクツ
構 造:土屋構造設計
施 工:有限会社ハンドハウス
主用途:2世帯住宅
写 真:松岡写真事務所 松岡宏和 / 犬走 哲

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