土間の鋤取り(すきとり)作業と竹小舞の壁

既存建物改修工事では基礎を再設置する場合 上の木造部分をジャッキアップする手法がよく取られますが この建物は隣の建物とくっついていますのでそれができません。

その為既存の基礎の内側に新しい基礎を設置しその新設の基礎と既存の上物を金物で接合するという方法で進めていきます。

写真でも見えているように石の独立基礎となっている部分、ブロック基礎となっている部分、無筋のコンクリートの部分が混ざっている状況です。
それらを残しながら内側に新しいベタ基礎を設置します。その為に写真では土間の土の鋤取り作業を行なっています。

ベトナム人の作業員がきていただいています。笑顔がやたらに爽やか。。

水廻りは少し傷んでいますが予想よりもかなり軽微な状況。
竹小舞と呼ばれる竹で編んだ壁に土で塗られた壁が見えています。

既存と新設の梁の設計図に既存レベルを落としていただいています。
大工さんの丁寧な対応に感謝です。