この建物は屋根に関わる2つの問題点がありました。
1つ目は、隣に増築された隣の建物と屋根の高さ、勾配が異なっている状況であった為、それが原因で壁の内部に雨水が廻っているようでした。後に写真と共に詳しく解説する予定です。
2つ目は古い建物によくある事なのですが梁や、屋根勾配の問題で2階の部屋の高さ(階高)が異常に低い状況となっていました。
この2つを解決するために屋根の軒ラインを上げ隣の建物の屋根と同じ勾配に改修し、一体の屋根とする事でこの2つの問題を解決しています。
この建物は屋根に関わる2つの問題点がありました。
1つ目は、隣に増築された隣の建物と屋根の高さ、勾配が異なっている状況であった為、それが原因で壁の内部に雨水が廻っているようでした。後に写真と共に詳しく解説する予定です。
2つ目は古い建物によくある事なのですが梁や、屋根勾配の問題で2階の部屋の高さ(階高)が異常に低い状況となっていました。
この2つを解決するために屋根の軒ラインを上げ隣の建物の屋根と同じ勾配に改修し、一体の屋根とする事でこの2つの問題を解決しています。
解体工事がほぼ終了いたしました。構造体がとても美しいです。
解体してわかった事なのですが、小屋梁が丸太のケースは少し古い木造建築ではよくある事なのですが2階の床梁も丸太でした。
調査時には一部は確認できていましたが天井懐の中に隠れておりましたのでまさかほとんどの梁がそうだとは思っていませんでした。。
剛床へと改修しますのでレベル調整がかなり大変。
前回の記事にアップした現場のレベル図面はその為でした。
既存建物改修工事では基礎を再設置する場合 上の木造部分をジャッキアップする手法がよく取られますが この建物は隣の建物とくっついていますのでそれができません。
その為既存の基礎の内側に新しい基礎を設置しその新設の基礎と既存の上物を金物で接合するという方法で進めていきます。
写真でも見えているように石の独立基礎となっている部分、ブロック基礎となっている部分、無筋のコンクリートの部分が混ざっている状況です。
それらを残しながら内側に新しいベタ基礎を設置します。その為に写真では土間の土の鋤取り作業を行なっています。
ベトナム人の作業員がきていただいています。笑顔がやたらに爽やか。。
水廻りは少し傷んでいますが予想よりもかなり軽微な状況。
竹小舞と呼ばれる竹で編んだ壁に土で塗られた壁が見えています。
既存と新設の梁の設計図に既存レベルを落としていただいています。
大工さんの丁寧な対応に感謝です。