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kenso-ad について

住宅・店鋪の建築設計業務をおこなっている大阪、京都の設計事務所です 。 設計業務に取り組む日々の想いを綴っております 使い手との対話を大切に、年月を経ることで深みを増して行くような建物を創っていきたいと考えています。

奈良市 2026年 4月25日(土) 26日(日)一級建築士事務所ケンソウアーキテクツ設計住宅 内覧会のご案内

この度、一級建築士事務所ケンソウアーキテクツ設計の2階建住宅が奈良に完成いたします。
お施主さまのご厚意により2日間限定で内覧会を開催する運びとなりました。

日時:2026年
 4月25日(土)12:00~18:00
 4月26日(日)10:00~18:00
場所:奈良県 奈良市
(詳しくはご予約時にお伝えいたします)

見学をご希望のお客さまは
下記フォームよりお申し込み下さい。
https://kenso-ad.jp/blog/260403_kansei_kengaku/

奈良市の高低差のある敷地に、木造2階建ての住宅が完成しいたします。
約40坪の住まいは、敷地に既存していた擁壁を取り壊すのではなく、その存在を受け止め、建築の一部として取り込むところから設計が始まっています。

外部では大通りに面したファサードにおいて、既存擁壁とランダムに配置した格子を重ね合わせ、周辺環境に対して、適度な距離感を保つ表情をつくりました。時間帯や視点によって見え方が変化し、街に対して穏やかな奥行きを与えています。

内部では、高基礎として立ち上がるRCの打ち放しが、そのまま腰壁として空間に現れます。
木材、塗装壁、スチールといったベーシックな素材と重なり合うことで、それぞれの質感が引き立ち、静かな緊張感と落ち着きのある空間を生み出しています。

構成の特徴は、スキップフロアと吹き抜けによる立体的な連続性にあります。敷地の高低差をそのまま受け止めながら、床レベルを少しずらすことで、空間は緩やかにつながり、視線や光が縦横に抜けていきます。移動の中でシーンが切り替わりながらも、全体としては一体感のある広がりを感じられる構成です。

LDKは2階に配置し、周辺環境からの視線を調整しつつ、光と開放性を最大限に取り込んでいます。
吹き抜けを介して下階ともつながり、住宅全体に明るさと気配が行き渡る計画としています。
敷地の制約を単に解決するのではなく、空間の質へと転換することで、この場所ならではの住まいが生まれました。

図面や写真だけでは伝えきれない、断面の広がりや素材の重なり、光の移ろいを、ぜひ現地で体感していただければと思います。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

一級建築士事務所ケンソウアーキテクツ
犬走 さとし

見学をご希望のお客さまは
下記フォームよりお申し込み下さい。
https://kenso-ad.jp/blog/260403_kansei_kengaku/

大阪にて 4月6日〜12日 住宅建築相談会に参加します。 お気軽にお越し下さいね。

・日時
  4月6日(月)〜12日(日) 10:00 〜 17:00 (ご予約下さい)
・場所
  グランフロント大阪 北館7階 (梅田駅から徒歩3分程度)
・主催
  建築家さがしの杜 + design lab

自主運営グループです。気軽にご連絡の上ざっくばらんにお話し下さい。
申し込みは匿名でも大丈夫です。日時のご連絡お願いします。

申し込みは下記よりどうぞ!
https://sagashimori.com/contact/

https://sagashimori.com/contact/

解体工事スタート―建てる前に考えること ― 解体工事と事前調査の大切さ。

今回の計画では、既存住宅の解体工事からスタートしています。
敷地には高低差があり、既存の擁壁を残したままの解体となるため、通常よりも慎重な作業が求められます。
また、この場所は住宅地ではありますが、バス通りに面した敷地でもあります。
そのため近隣への配慮だけでなく、通行への影響にも注意しながら、騒音や埃の対策を行いながら解体作業を進めてもらっています。

仮囲い

前回のブログでも書いた通り、現在は建築する施工業者をまだ決めていない段階です。
そのため今回は、お施主さんから解体業者さんへ直接発注する形で工事を進めることにしました。

スケジュール管理や見積内容の確認、解体範囲、そして解体後の地盤の状態など、事前に整理すべき内容を解体業者さんと共有した上で解体工事の契約を行い、着工となります。

運び出し

実は土地の契約前の事前調査の段階で、敷地内の空きスペースに埋設されている灯油タンクがあることも確認することができました。
消防へ確認を行った上で、安全に中身を抜き取り、適切に撤去する予定です。
土地契約・解体工事では、このように予想していなかった地下埋設物が見つかるケースも少なくありません。
その場合、追加費用が発生したり、工期が延びる可能性があります。
また、「掘り起こすのが大変だから」とタンクを埋めたままにしてしまうと、将来的なリスクが残ります。
タンクが腐食すると残った油が漏れ、土壌汚染や地下水汚染につながったり、タンクが錆びて潰れることで地盤沈下を引き起こす原因になることもあります。

建物を建てる前の工程ですが、こうしたリスクを避けるためにも、書類の確認や現地での事前調査を丁寧に行うことがとても重要になります。
建築は新しくつくる仕事ですが、実はその最初の一歩は、敷地の状態を正しく知ることから始まります。