木工事」タグアーカイブ

階段の設計変更 巨大な梁出現

階段は廻り階段で左廻りで計画していましたが、解体後確認すると、想定よりかなり下がっている事が判明。
写真の右側部分なのですが梁成がとてつもなく大きい上に丸太なので湾曲しているのが確認いただけるかと思います。

丸太の太鼓挽きされた材料は真っ直ぐの物よりも力に対して有利に働きます。
昔はほとんどこのスタイルでしたが加工が難しくなる為、現在では直線の材料が使用される事がほとんどです。


為階段を上がる途中で頭が当たるので右廻りに変更。
それでも高さがかなり厳しくなりそう。
大工さんが加工しているのは階段の真ん中にくる柱を設置する為梁を現場で加工していただいております。

それにしても梁大きい。嬉しいような困ったような。。

四方柾目 杉材の制作家具の柱 (しほうまさばしら)

制作家具部分の柱 四方化粧(柱の4面を表面に見える状態で使用)の柱です。
現場にて柱を確認した際ほんとにびっくりしました。通常であればかなり高価な材料です。
製材所さんの心遣いなのか‥ありえないほどの美しい柱が並んでおります。
本当に感謝の言葉しか出てきません。
全ての面がほぼ柾目。実際には3方向しか見えないので少し勿体無い状況です。(美しい面が選べました)

通常、和室では真と呼ばれる格式の高い扱いで利用されますが、今回は反対に和風っぽさを抑える意味でこの柱を利用しています。
一般的に見かける和室の真壁の柱は板目の場合がほとんどです。なので板目の柱を見るとより和を感じるのではないでしょうか。今回は和の感じを少し抑え和洋の雰囲気を出す為に逆にこの柱を使用しています。

とは言っても 現地にて 柾目と板目どちらが良いですか?と雑談の様に尋ねていただいたので「どちらかといえば柾目っぽい方」と理由と共に簡単にお答えしただけだったのですが。。感謝です。

空間はほぼ出来上がり仕上げ工事が進んでおります。

木造接合金物設置 屋根の防水工事

ホールダウン金物の写真。基礎と建物を固定する金物が設置されています。

屋根部分はひねり金物と呼ばれる捻れた形状の金物で梁と屋根を支える架が固定されます。
一見すると必要なのと疑問に思われそうですが台風などの時は強い力で屋根が押し上げられる為、屋根が浮いてしまわないよう一本ずつ金物で固定されます。

小幅板の打放し部分です。板が綺麗すぎて型枠に使うには勿体無いです。
そのまま仕上げ材として利用できそう。

最近ではあまり見かけなくなってきましたが、上棟式の御幣(ごへい)骨組みがある程度完成しましたら小屋部分に戻されて安置されます。

小屋部分 この斜めの材料は「雲筋交」と呼ばれ小屋の変形を抑制する為の材料です。
最近では仕様などに描かれていないケースが多いですが小屋の高さがある場合は重要です。
高い部分にあるので雲と呼ばれるのは面白いですね。

最後によくわからない写真となっていますが、屋根の上です。木の下地の上に防水シートと呼ばれるシートが敷き詰められます。この上に金属製の屋根材料を設置して2重に防水をする仕様となっています。