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建築物の基礎に関する工事について

木造2階ベタ基礎 コンクリート打設前 基礎配筋検査

杭の施工が終わり基礎の配筋です。面積が結構広いので時間をかけて確認を行っています。
木造2階建では構造計算は確認申請上必要ありませんが構造計算を行なっていますので構造事務所さんに作成いただいた基礎配筋の図面を見ながらの確認となっています。

基礎の鉄筋はコンクリートを打設すると見えなくなってしまう部分なのですが、建物を支える足元の基礎はとても大切な部分でコンクリートと鉄筋が一体となる事で適正に力を発揮します。

鉄筋の太さやピッチ 鉄筋のつなぎ合わせる部分がどうなっているか、鉄筋とコンクリートの距離(これが結構大切なのです)の確認等を行っていきます。

かなり細かいピッチの配筋にしていただいております。

上記は中庭となる部分。基礎に囲まれています。

とても丁寧に鉄筋を組んでいただいています。施工業者さんに感謝!

地盤改良 湿式柱状改良工事 木造2階建 注文住宅

前回の地盤調査の結果資料を基に地盤の改良内容が決定され、改良工事が始まりました。


このような調査データが10箇所確認できます。参考に1箇所のデータ。
見方や改良方法の判断は色々とあるのですが グラフが上が地盤の上部 下に行くほど地中の深い部分となります。
この部分では深さ6.5mまで調査を行なっています。
棒グラフはメモリが左ほど地盤が弱く、右に行くほど硬い地盤です。
このグラフでは深さによって地盤の支える強さにばらつきがある事が確認できます。

10箇所のデータを検討の結果、今回は「湿式改良柱体工法」にて地面の中に杭を作り
改良することに決定しました。

直径500mm 長さ5.25mの杭を100本打設します。
通常は1日で終了する事が多いのですが数が多い為今回は3日間かけて施工していただきます。

上記がセメント系固化材 1箇所あたり300kg 合計100本なので、約30tの固化材を使用します。

設計図に基づいて杭を打設する位置を地面の上に描き出します。
上の写真のようにホースとオーガを接続してその孔にセメント系固化剤と水と掘削した土を混ぜ合わせながら杭を造っていきます。

オーガと呼ばれるドリルのような棒が設置された重機を使って5.25 mの孔を掘削します。

ホースの元に機械が設置されており所定の割合で固化剤と水を混ぜ合わせたものをオーガに送り出しオーガの先端からその固化剤が注入できる仕組みになっています。

オーガを引き上げながら掘削した土と固化剤を混ぜ合わせ杭を造っていきます。
オーガを引き上げると杭の長さがわかりますね。

杭が出来上がりました。これを100本!!