月別アーカイブ: 2010年11月

空堀町アート 終了??


今年も空堀町アートが開催されました。
事務所の周辺がなんだか賑やかです。

写真はお隣の陶芸工房『間』さんの展示で
Kenso事務所の前の長屋を改修して
陶芸作品の展示をおこなっています。
夕闇の中に光がゆらめいて幻想的な雰囲気でした。

このイベントも10年近く続いていたそうですが
今年で一旦終了との事。

残念です……

でも…全体的に、お祭りとして楽しいのですが
アートイベントとして
“人に見せる” “人の心を動かす”
アート作品になっていない
物が多すぎるように思っていました。

参加して楽しむ。すごく大切だと思います。

人に何かを見てもらう。とても心構えが必要だと思います。

そんな事をぐるぐると考えた1日でした。

床配管

配管の敷設 設計事務所と創る家 鉄骨2世帯住宅

外壁とサッシが入って建物の全体像がわかるように
なってきました。

この状態で建物内部の給水や排水の配管の工事を行ないます。
ほとんどの配管は、天井裏や床下、壁の中に入って見えなくなります。

天井を見上げた写真です。トイレや洗面から流した水が、この配管を通って外へと排出されます。
勾配や配管の大きさなどが必要になります! 配管の勾配とは汚れた水がスムーズに
流れるように必ず一定の傾きを維持した状態で設置されているのです。

写生大会に遭遇


先日、兵庫県立美術館に行ってきました。
そう安藤忠雄氏設計の大型美術館です。

美術館の周辺スペースを使って
写生大会がおこなわれていました。

ちびっ子たちがお母さんやお父さんと一緒に
絵の具で
あーでもない
こーでもないと
いいながら一生懸命絵を描いていました。

天気がとてもよく
ほのぼのした雰囲気でした。
小企画として、
美術の中のかたち-手で見る造形 金氏撤平展 Ghost in the Museum
が開催されていました。

兵庫県立美術館では、目の不自由な方にも楽しめる美術をテーマに
毎年異なったアーティストによる、企画展が開催されているそうです。

健常者にとっても、造形に触り視覚以外を使って作品を感じるという
新しい展示方法を探る試みにもなっているそうです。

この展示では
ホースやプラスチックのバット、金槌なんかの日用品と
美術館に展示されているブロンズや石膏などの
美術品がごちゃまぜになった状態で
ゴムのホースやロープなどで
つなげられているという少し変わった展示でした。

学芸員さんが、ここにあるブロンズ彫刻などは
普段絶対触れない作品なので、すごく希な機会ですよ
と言っておられました。

触覚的にも、もちろん面白かったのですが
視覚的にも作品的にも
一見、ギャラリーの裏のゴミ置き場のようで
他の作品を取り込んでいる作品というのは
なかなかないので不思議な感じでした。

大型の企画展もよいですが、
その隙間に
ちびっ子の絵を鑑賞しながら
のんびり過す美術館もいいものです。