先日、兵庫県立美術館に行ってきました。
そう安藤忠雄氏設計の大型美術館です。
美術館の周辺スペースを使って
写生大会がおこなわれていました。
ちびっ子たちがお母さんやお父さんと一緒に
絵の具で
あーでもない
こーでもないと
いいながら一生懸命絵を描いていました。
天気がとてもよく
ほのぼのした雰囲気でした。
小企画として、
美術の中のかたち-手で見る造形 金氏撤平展 Ghost in the Museum
が開催されていました。
兵庫県立美術館では、目の不自由な方にも楽しめる美術をテーマに
毎年異なったアーティストによる、企画展が開催されているそうです。
健常者にとっても、造形に触り視覚以外を使って作品を感じるという
新しい展示方法を探る試みにもなっているそうです。
この展示では
ホースやプラスチックのバット、金槌なんかの日用品と
美術館に展示されているブロンズや石膏などの
美術品がごちゃまぜになった状態で
ゴムのホースやロープなどで
つなげられているという少し変わった展示でした。
学芸員さんが、ここにあるブロンズ彫刻などは
普段絶対触れない作品なので、すごく希な機会ですよ
と言っておられました。
触覚的にも、もちろん面白かったのですが
視覚的にも作品的にも
一見、ギャラリーの裏のゴミ置き場のようで
他の作品を取り込んでいる作品というのは
なかなかないので不思議な感じでした。
大型の企画展もよいですが、
その隙間に
ちびっ子の絵を鑑賞しながら
のんびり過す美術館もいいものです。