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一級建築士事務所 ケンソウアーキテクツ

 

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注文住宅建築に用いられる様々な建築構造

 

住宅建築は木造が多いのですが、実は木造以外にも様々な構造がもちいられます。

それぞれメリット・デメリットがあり、建築条件により向き不向きがありますのでよく検討する事をおすすめします。

専門業者、工務店に依頼すると得意な構造体での提案を受ける事ができますが実は、別の構造体が適していたとしても他の構造体と比較して適した提案を受ける事ができません。

設計事務所にご相談いただければ、様々な構造での住宅建築を検討いただく事ができます。
各種構造の特徴を紹介いたします。

 

工期:90日から120日 コスト:低~中

住宅建築の中では最も多く用いられる構造方法です。


【メリット】
・他の工法に比べて規制が少なく、柔軟な対応ができる。
・建物の自重が軽く、工事費が安価。
・将来増改築が他の工法に比べ簡単にできる。
・日本の風土に適した構造である。

【デメリット】
・熟練した技術が必要で、材料・施工が均一ではない。
・火に弱い為防火対策が必要である。
  (防火上 規模により建築できない地域がある)
・腐りやすいので湿気対策の必要がある。
・シロアリ対策が必要

【伝統工法 在来軸組工法と2×4工法】

 

工期:90日から120日 コスト:中 ~高

鉄を主体とした建築物。
軽量鉄骨と重量鉄骨造があり鉄の厚みにより分類される。
高層建築等もこの鉄骨造でつくられている事からわかるように軽量で丈夫な建築物をつくる事ができます。(重量鉄骨のみ)

軽量鉄骨造は木造に近い分類となる。

【メリット】
・木造より柱のない広い空間がつくれる。
・4階建て以上の住宅がつくれる。
・工業製品のため品質が安定している。

【デメリット】
・木造に比べ、基礎工事に費用がかかる。
・熱を伝えやすいため室内温度のコントロールが難しい。
・他の構造に比べ振動で揺れやすい。
・錆に弱い。

 

工期:210日から240日 コスト:高

大規模な建築物、分譲マンションのほとんどはこの鉄筋コンクリート造でつくられています。コストが高いがある程度の居住性を確保しながら堅牢な建物をつくる事が可能。
打ち放しコンクリートのデザインが好まれこの構造とする場合もある。

柱と梁からなるラーメン構造と壁を主体とする壁式構造の2種類に分類される。

【メリット】
・耐震性・耐火性・耐久性に優れている。
・自由度の高い設計ができる。
・資産価値が高い。

【デメリット】
・自重が大きく、費用が割高になる。
・ラーメン構造は柱寸法が大きく無駄なスペースが発生する。
・施工費が一番高くつき、施工管理が重要となる。

 

上記以外にもメーソンリー工法(コンクリートブロック等)鉄骨鉄筋コンクリート造(鉄骨と鉄筋コンクリート造をあわせたもの)混構造(いくつかの構造の混合)などがあります。

デメリットとして記載されている内容も対策を施す事で解消することができます。

防火地域で規模の大きな住宅を建築する場合など、建築自体ができない場合や、防火対策等によって大幅にコストアップするような場合、別の構造方法を選んだ方が有利な場合があります。

ガラスを多用した透明性の高い住宅をつくる場合等ガラスと相性のよい鉄骨造とする事で、デザイン的に完成度の高い住宅建築とする事ができます。

木造を専門とする工務店やハウスメーカーに依頼した場合他の構造方法を提案する事は少ないようです。
設計事務所に依頼いただくと規模や様々な条件から最も適した構造方法の提案を受ける事が可能です。

 

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