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吹付断熱 こしぶきの家

こしぶきの家ではウレタンフォームの吹付断熱としています。
上の写真は吹き抜け部分を見上げた写真。

現場まで専用のトラックがやってきます。トラック内で調合を行なった基材をホースを使って建物に吹き付けていきます。

ホースから出た断熱材は空気に触れる事で膨らむ性質をもっており、壁や天井と一体となった断熱層が出来上がります。部材の断熱性能は 0.038W /(m・k)とさほど高いわけではありませんが、虫の入る隙間がないほどしっかりと充填する事がでるのが最大の特徴。これは他の断熱ではなかなか実現できません。
吹付後の現場に入ると空気が止まっているのが体感できます。断熱と同時に気密性が確保されています。

現場はほんのりといい香りが漂っています。

吹断熱材が設計の厚み以上となっているか確認を行います。

金物が取り付いている部分など熱橋(ねっきょう)と呼ばれ金属を伝って熱が漏れてしまうので
その部分にも吹き付けを行なっています。
吹付後は余分な部分をカットして出来上がりです!

増築部分 長岡京リノベーション

だいぶ遅れての更新となってしまっておりますが…

解体後、天井の下地組が進んでいます。
元よりも三角に形状が変わりかなり天井が高くなります。伸びやかな空間を目指しています。
改修前は天井に隠れて見えていなかった梁をデザインとして露出していきます。

改修する部分の壁に耐震壁を入れて補強します。
屋根を瓦から金属屋根とすることで重量を軽くする。耐震壁をバランスを見ながら増やすことで地震に対しても強い家となるように改修していきます。

前回のブログの追加基礎の上部分ができてきました。
この部分は縁側として増築しています。幅が900程度の増築ですが元の縁側と接続することで空間の広がりを水平面に作ることを目的としています。
800mm程度の幅の空間と 1700程度幅の空間では使い方や感じ方がかなり異なってきます。

工事監督さんや大工さんとも打ち合わせを重ねて少しづつ現場が進んでいきます。