地盤改良 湿式柱状改良工事 木造2階建 注文住宅

前回の地盤調査の結果資料を基に地盤の改良内容が決定され、改良工事が始まりました。


このような調査データが10箇所確認できます。参考に1箇所のデータ。
見方や改良方法の判断は色々とあるのですが グラフが上が地盤の上部 下に行くほど地中の深い部分となります。
この部分では深さ6.5mまで調査を行なっています。
棒グラフはメモリが左ほど地盤が弱く、右に行くほど硬い地盤です。
このグラフでは深さによって地盤の支える強さにばらつきがある事が確認できます。

10箇所のデータを検討の結果、今回は「湿式改良柱体工法」にて地面の中に杭を作り
改良することに決定しました。

直径500mm 長さ5.25mの杭を100本打設します。
通常は1日で終了する事が多いのですが数が多い為今回は3日間かけて施工していただきます。

上記がセメント系固化材 1箇所あたり300kg 合計100本なので、約30tの固化材を使用します。

設計図に基づいて杭を打設する位置を地面の上に描き出します。
上の写真のようにホースとオーガを接続してその孔にセメント系固化剤と水と掘削した土を混ぜ合わせながら杭を造っていきます。

オーガと呼ばれるドリルのような棒が設置された重機を使って5.25 mの孔を掘削します。

ホースの元に機械が設置されており所定の割合で固化剤と水を混ぜ合わせたものをオーガに送り出しオーガの先端からその固化剤が注入できる仕組みになっています。

オーガを引き上げながら掘削した土と固化剤を混ぜ合わせ杭を造っていきます。
オーガを引き上げると杭の長さがわかりますね。

杭が出来上がりました。これを100本!!