増築部分の基礎 既存との一体化

 

kiso

基礎のコンクリート打設が完了しました。

増築の場合は新しくつくる基礎と
既存の基礎を一体化させる事が重要。

よく見かける工事で
増築部分に鉄筋はしっかりと配置されているけれども
既存部分とは鉄筋が全く別になってしまっているケース。

この場合だとエキスパンションとして
別の構造部分としてしまうべき。

上部の木造構造体は一体になっているのに
基礎がコンクリートのみで付着しているという状態。

これだと建物に力が加わった場合
基礎が別々に挙動し
上部構造に影響を及ぼしてしまうという
可能性が高くなってしまいます。

やはり

コンクリート内部の鉄筋も
なるべく一体に近い形になっているというのが理想的。

改修、増築では難しい場合もありますが

既存基礎に穴をあけ鉄筋をケミカルアンカーにて定着
または
既存基礎内部の鉄筋を露出させ一体化。
増築部分のコンクリートを打設する事がベスト。

増築部分の基礎 既存との一体化」への2件のフィードバック

  1. 田中潔

    10平米よりも大きな増築をする場合、法律などで一体化か、または独立構造とするなどの構造規制は無いのでしょうか?
    業者次第になるのでしょうか?

    返信
    1. kenso-ad 投稿作成者

      田中さま
      コメントありがとうございます。
      建築基準法で特に増築の構造に対してのみの規定は無く(緩和規定等はあるようですが)、大まかな考え方として
      10平米以上、以下にかかわらず増築後の時点でも基準法に照らし合わせ法基準をクリアしている必要があると思います。
      (上記は私の見解ですので必ず正しいものではありません。)
      もし建築中等でしたら担当の建築士さんによくご相談してみて下さい。詳しく説明してもらえると思いますよ。

      返信

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