青焼き図面はかっこいい

 

現在金融店鋪の改修工事の計画を進めています。
約30年程前に設計された鉄筋コンクリート造の
分厚い設計図が手元にあります。
もちろん手描きで青焼きされた図面。
青焼きとは
最近では見かける事も少なくなってしまいましたが、コピーの一種で
トレーシングペーパーに鉛筆で描いた図面を複写するための機械です。
白黒ではなくて、青色で複写されるので青焼きと呼ばれています。
昔の図面等を複写するのはこの青焼きでした。
独特の質感があって図面がとてもかっこ良く見えます。
ケンソウアーキの事務所にも青焼きの機械がほしいなー。と
思うのですが、最近は減少傾向にあるので
なかなか思い切れず…… 悩んだままですが。。
図面を読んでいると細かい所までよく考えて丁寧に設計されています。
当時の設計者の意志が伝わってきます。
今では味のある建物ですが
当時はとてつもなくアバンギャルドなデザイン
だったのではないかなぁと思います。
30年前の設計士からのメッセージのようにも感じられます。
その意志を汲み取って設計を進めなければ
と襟を正される思いです。

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